北行きの準備は着々と・・・

モーガンのサーマルパンツ&Jプレスの手袋

ここ数日の厳しい寒さが骨身に染みてきつつあったので、結局モモヒキと手袋を購入。
いずれも楽天でポイント使って買った。
モーガンのモモヒキ(カッコ付けて言うと「サーマルパンツ」か?)は、オレの行きつけのJalana楽天店で。
もしコレで具合がよければ、冬の普段着用にもう数着買うかも。
Jプレスの手袋も、たまたま楽天で安売りしていたんで購入。
アーガイル柄が、なかなかトラッドっぽくてカッコイイじゃないか。
無難なグレーと温かみのあるベージュのどっちにしようかと迷ったけど、オレの好きなベージュにした。
コイツも具合がよければ、グレーも買っちゃうかも。

 


♪北へ 行こうランララン


オレが最近旅を趣味にしているというのはこの辺でも書いたとおり。
で、今年は2月に青森に観光しに行こうと思う。


さてそうなると、防寒及び防雪対策はしておかないとならないだろう。
とりあえず、防寒対策としてはココで買ったダウンコートか、あるいはココで買ったPコートが使えそう。
首元の防寒として、原宿のキャシディで買ったブラックウォッチ柄のマフラーも使える。
靴は、オレの手持ちの中だとパラブーツ位しかないなぁ。
ニューバランスのスニーカーはサスガに雪道は厳しいし(経験済み)、トリッカーズはレザーソールだから問題外だし・・・。
パラブーツのシャンボードなら滑りづらいゴム底と防水性の高いノルベジアン製法で、雪国でも全く問題なく使えるらしい。
ズボンは厚手のジーンズあたりかな。

 



さて、そうなると必要なものも幾つか出てくる。
そんなわけで、とりあえず上野まで出てアメ横Jalanaで買ってきたのが↓

サーマルと厚手のニット帽。
恐らくこれ位は絶対必要になってくるだろうね。
ロンT以上の防寒性のあるサーマルと、耳まで覆うニット帽なら、何とか東北の厳しい寒さもしのげそう。
グレーのサーマルとブラウンのニット帽なら、コーディネートの邪魔にもならなそうだしね。

 

あとモモヒキも買おうかと思ったけど、サスガにちょっと躊躇しちゃった。
モモヒキに頼りだすと一気にオッサン直行になっちゃいそうで・・・。

あとはニット手袋あたりがないと厳しいかな・・・。



で、その後ちょっと思うところあって渋谷のBEAMS+に行ってみた。
ソコで買ってきたのが↓

BEAMS+のスウェットパーカー

実は正月休み中にBEAMS+に行ってみて、その時には既にセール品になってたんだけど、その場は少し考えて結局買わなかった。
でも、後から「あぁ、やっぱ欲しいなぁ・・・。あん時買っときゃ良かったなぁ・・・。」等という思いが募ってきてしまったので、ダメ元で今日行ってみたらまだあるじゃないか!
・・・で、その場で即決。
前にも書いたように、ユニクロのスウェットパーカーが思いのほか使える一品だったんで、ソレに変わる造りのシッカリした、ソレでいてジャケットやブルゾンの邪魔にならないようなスリムなタイプのスウェットパーカーが欲しかったんだよね。
BEAMS+のコレは、正に渡りに船だった。
セールのおかげで、それなりの安い値段で手に入れられたしね。
それに、こうやって一端考えてなおも「欲しい!」と思った物って、経験上かなり「使える」アイテムだったりするんだよね。
オールデンのタッセルローファーもそうだったし。


さて、オレの手持ちのユニクロのと比べてみると、BEAMS+の方が明らかに「堅い」。
どっちかというと「ゴワッ」とした感じの着心地で、着慣れてないと少し生地が「堅い」感じ。
その分、かなり頑丈そうな印象を受ける。
ユニクロのヤツはその点、かなり柔らかくて着心地がいいけど、その分ちょっと「ヤワ」な感じがする。
まぁ、価格差を考えればそれも「むべなるかな」って感じかな(似たような事は、ユニクロとJプレスのBDシャツを着比べた時も思った)。
と言うより、ユニクロのヤツは値段の割にはかなりの出来栄えだと言っていいんじゃないだろうか。
こんなところでユニクロの底力を垣間見た感じがする。


今年買って良かった服


今年はオレにとっては一大転換点だった。


今までのオレは割かしトラッドというか、カッチリというか、そんなのばっかり志向していた。
恐らくソレは「Men's CLUB」の影響なんだろうけど、その志向が今年に入って一気に「アメカジ」へと方向転換してしまった。
今考えてみるに、ソレは「Lightning増刊2nd」の影響であることは間違いない。
メンクラがオレの好みから完全に外れた路線に進んでしまった一方、その間を縫って2ndが登場して、一気に好みが2nd方面へと大転換してしまった。
確かにオレの体格や顔つきを考えると、メンクラ的な「東京モダン」なハンサムスタイル(笑)よりは、2nd的な力を抜いたカジュアル感の方が合う感じがする。
今までオレは、メンクラに踊らされて似合いもしない格好をしてしまっていたんじゃないかとすらも思ってしまう(とはいえ、今はいざ知らず、昔のメンクラはそこまで「踊らす」ような記事の書き方はしてなかったけど)。
まぁ、何にせよ雑誌に流されすぎなのは否めないんだけど・・・・・・。


さてココで唐突に、今年買って良かった、使えたものベスト5を挙げてみよう。
マズは5位から。




●5位・・・オールデンのタッセルローファー

夏に原宿の古着屋で購入した一品。
元々2万円で出てて「あぁくそぅ!欲しいなぁ!」等と思いつつその場はガマンして立ち去った。
1ヵ月後、たまたまフラリとその古着屋に立ち寄ってみたら、まだ有るじゃないか!
しかも値段が16000円まで下がってるし!!
・・・で、思わずその場で買っちゃった。
元々がマイサイズだった上、どうやら前の持ち主が右足のウィズが小さい人だったらしく、右足甲部のインソールを盛ってあった。
オレも右足が若干小さいもんだから、ホントに丁度良かった。
夏はコレにチノパンとマドラスチェックのシャツ、秋冬はJプレスのブレザーやウールスラックスあたりと合わせて楽しんでいる。




●4位・・・インディビジュアライズドシャツのチェックBDシャツ

コレまた古着。
今までは「チェック?オタクっぽくてヤだなぁ。」何て思ってたけど、ココ最近アメカジがマイブームだったこともあって「チェックのBDシャツが欲しいなぁ」と思っていたところだった。
で、たまたま古着屋で見つけたコレを買ってみたんだけど、コレが大正解!
初夏には白のTシャツやポロシャツのアウターとして、秋冬にはジャケットやカーディガンのインナーとして大活躍。
胴回りはジャストだけど首回りがかなりキツい、典型的なアメリカンサイズなんだけど、胴回りと着丈のジャストさが丁度良くて、裾だしで着ても全くだらしなくならないのがいい。
この色味もアクセントになるしね。




●3位・・・ユナイテッドアローズ別注ニューバランスM1700

ニューバランスM996の履き心地に衝撃を受けて以来、スニーカーはニューバランス党と公言しているオレなんだけど、M1700は今の今まであまり惹かれるものがなかった。
だって、グレーのM1700って何かハイテクっぽくて、ヘタ打つと「何も考えずに「楽だから」という理由でジーパンとハイテクスニーカーを履いているオッサン」になっちゃいそうで怖いんだよね。
でも、このベージュの色味を見たらそんな考え方は一変!
上品な色、デザインと、ニューバランスらしい履き心地という、ニューバランスの良さが濃縮された一足になっていた。
それ以来、遠出をする時はコレばっかり履くようになった。
今年の夏は餘部鳥取→姫路の3日間の旅の共として大活躍。
それ以降も、何処かに旅に出る時のよき相棒として現在も大活躍中。
・・・と言いつつ、最近は「グレーのニューバランス」も逆にニューバランスらしくて有りかなぁ・・・と思うようになってきた。
ベージュのスニーカーって、意外に使いづらいんだよね。




●2位・・・ユニクロのジップパーカー

ココで意外な一品。
実は今年、カジュアルスタイルで最も多く着たのがこのパーカーだったりする。
そもそも「スウェットパーカーってどんな感じなんだろう」という好奇心からちょっと手を出してみただけだったんだけど(値段も安かったしね)、まさかココまで使えるアイテムだったとは!
絶妙に薄手の生地のおかげで、ジャケットやブルゾンのインナーに着ても全く違和感がない。
ちょっと肌寒い時にはアウターとしても使える。
値段も安いから、汚れようが何しようが全く気にすることもないので、家の近所への外出用としては最強だ。
冬にはセーター代わりとしても使えるし、応用範囲の広さは相当なものだ。
ココまで使えるとなると、次はもうちょっといいスウェットパーカーが欲しいなぁ。
チャンピオンとかアメリカンアパレルとか、そんなド定番品。
あ、でもそんな定番品は生地が厚手で硬くて形もゆったりしてるから、インナーとしては向かなそう・・・。




●1位・・・バラクータG9

今年買った服の中で、文句なしに使えたのがこの1着
買う前は「オレにこんなん着こなせるかなぁ。何かオッサンっぽくなっちゃいそうだし・・・」と躊躇していたんだけど、実際に着るようになってからはそんな憂慮は吹っ飛んだ。
意外に様々な物と合わせやすかったというのが理由だ。
例えば、↑で書いているパーカーとシャツとニューバランス+リーバイス501という出で立ちはオレの秋の定番だった。
春にはラコステのポロシャツや白Tシャツ、あるいはロンT、冬にはBDシャツに厚手のウールセーター等、季節を問わず様々なアイテムと見事に調和して大活躍してくれている。
しかも、適度にゆとりがあって動きやすく、さらには裏地の赤いチェック模様が絶妙なアクセントとなって全体をピリッと引き締めてくれている。
本当に無駄の無い、完成されたデザインだ。
昔から作り続けられているシンプルな定番品というのが実はいかに使いやすいか、コレを着て実感した。
「シンプルな定番品を買って長く楽しむ」という志向を初めて実践したアイテムとも言え、オレにとっては服選びの一大転換点となった。
その後、Jプレスのブレザーやシェラデザインズのマウンパ、スターリングウェアのピーコートといった「歴史のある定番品」を買うことになる、その最初の切欠としても思い入れが深い。
予算があれば、次はネイビーが欲しいなぁ。


さて、来年はどうなるかは全くわかんないなぁ。
当分アメカジのマイブームは続きそうだけど、どっかで重大な方向転換があるかも知れないし無いかも知れない。
でも、今年一年でオレに似合いそうな服の傾向は何となく掴めた感じ。
来年もそれを発展させていく事になるのか、その辺はまだわかんないけどね。
ただ、やっぱり「古くから作り続けられている定番品」というのが中心になるかな。
取り合えず、レッドウィングのアイリッシュセッターは、ちょっと欲しいなぁと思ってみたり・・・。


では皆様、よいお年を。

敢えてここで脱ヲタ基本アイテムに手を出してみるのもいいかも


「例えば紺のピーコートにグレイのウールパンツ、そして白のクラシックスニーカー。
上品なカジュアルスタイルを想像していただけるはずだ。(「Gentry」2005年12月号より)」


は〜い、想像出来ました〜。


そんなわけで、白くて何の変哲も無いクラシックなスニーカーが欲しいなぁという気分の時に目にしたのが↓の記事。


【Elastic】アディダスのスタンスミスとスーパースターが生産終了?


何か「生産終了」と聞くと欲しくなってしまうのが人情というもの。
スーパースターはあんま興味ないけど、スタンスミスは気になっていただけに余計に。


じゃぁ何故オレが今までスタンスミスを履いてこなかったか。
前にも何度も書いてるけど、基本オレはスニーカーはニューバランス党で、あの履き心地を知ってしまったらそんじょそこらのスニーカーじゃ満足出来なくなってしまったというのが最大の理由(革靴は別腹)。
というより、初めて買ったニューバランスM996の履き心地が余りにも良すぎたせいで、他のスニーカーが完全に霞んでしまったというのが正解かな。
多分あの履き心地を超えるモノは、ニューバランス以外ではそうそう出てこないだろう(純粋スポーツ用とかハイテク系とかなら分かんないけど、サスガにあんなのを街履きには出来ないよなぁ)。



あと、あまりに「脱ヲタ的過ぎる」感じがするのも何となく・・・。
脱ヲタ靴なら、まずはオールスターかスタンスミス」みたいな公式が出来上がっちゃってる感じがするんだよね。
確かに非常にシンプルで洗練されたデザインだけど、それゆえに色んな着方に馴染んでしまって、結果として無難でテキトーな合わせ方になっちゃってる例もチラホラ・・・。
まぁそんなん「オマエ自意識過剰すぎ」なんて言われちゃったらそれまでなんだけど、でも何となく敬遠気味だったのも事実。


その一方で、スタンスミスやコンバース・オールスターなんかの洗練されてて無駄がない、時代を超えたデザインにも惹かれるものがある。
M996に限らず、ニューバランスのスニーカーってちょっとモタっとしたというか、野暮ったいというか、そんな感じがしてどうも合わせ辛さを感じちゃうんだよね。
まぁ、そんな「ダサカッコイイ」感じがニューバランスらしくてオレ的には好感度が高いんだけど、でもスタンスミスやオールスターあたりの「何にでも合わせられる(スーツにすらも!)」デザインも非常に魅力的だ(ニューバランスだと、どうもアメカジ一辺倒になっちゃいがちなんで)。
それに「古くから愛されている定番品を着る」という、ここ最近のオレのスタンスにもピッタリだしね。



そんなわけで「欲しいなぁ」何て訳もなく思っちゃってるんだけど、でもニューバランスの履き心地を知っちゃうと躊躇しちゃうな。
ニューバランスのインソールを入れたらちょっとは変わるのかな?
今度店で試してみよっと。

ピコピコピーコート


やぁ脱ヲタの皆さん、相変わらず非モテしてますかorz


大体毎年12月24日が近づくと気分が落ち込んでくる。
街じゃ俄かカップルがウジャウジャと湧いて出てくるし。
クリスマスソングの大洪水も、今のオレにとっては「言葉の暴力」に他ならないんだよね。
新宿とか渋谷とか原宿とか、そんな所に行くともう↑みたいなコトばっかりで、仕舞いには「あぁ、オレは生きていてもいいんだろうか・・・。」等と考えてしまう始末・・・。
全く、キリストも罪な御仁だ・・・。



気分が落ち込んだときは買い物に限る。
どうせダレもオレにプレゼントなんかくれないんだから、オレがオレにプレゼントしてやれ。
で買ったのが↓



スターリングウェア・オブ・ボストンのピーコート


掲示板のやり取りを通して「あぁ、次はピーコートが欲しいなぁ・・・」と思って買った一品。
スターリングウェアは、ショットと並ぶアメカジ系ピーコートの代名詞。
何でも、ショットと共にアメリカ海軍にピーコートを納めていたらしい。
やっぱりこういうのはホンモノっぽいのが一番だな。
ちなみに、楽天のポイントがしこたま貯まっていたのでコレを全額つぎ込んで購入。
実質1万円くらいになった。
買ったのは↓
Jalana



さて、コイツでちょっと合わせて見る。
マズは王道アメカジ。
インディビジュアライズドのチェックシャツにユニクロのスウェットパーカー。
ズボンは色落ちの激しい古着のリーバイス501、靴はニューバランスM996。

  



続いてトラッド風味に。
ラルフローレンのチノパンにニューヨークハットの帽子。
写真じゃ分かりづらいけど、首にはブラックウォッチ柄のマフラーを巻いてみる。
靴は、ピーコートのボリュームに合わせて、やっぱりボリュームのあるパラブーツを。
王道過ぎるけど、コレくらいベタベタな方がオレは好きかな。

   



さて、肝心要の防寒性だけど、気温3度くらいの夜中、雨がそぼ降る中で、コイツと厚手のウールセーターを着込み首にはマフラーを巻いていたけど、その状態で上半身の体温は十分保てた。
分厚いウール生地のお陰か、裏地のフリースのお陰か、かなり防寒性能は高い。
東京位なら、コイツで一冬越せそうだ。
その分、多少重たいけどね(でも、ショットのヤツよりは軽かったけど)。


ココには「ミリタリー系はサープラス物(実際の軍隊のもの)、軍隊供給ブランドのものは×」って書いてるけど、今のオレはそんなモノホンっぽいフンイキが大好きなんだよね。
もちろん最新ブランドのほうが格好もいいし今風で合わせやすいんだけど、やっぱり歴史あるモノから醸し出される空気は独特でいいなぁ。
シェラのマンパも、バラクータのG9も、Jプレスのブレザーも、やっぱりそんなフンイキがいいんだよね。

 

でも、そんなコトを考えている時点で、既に脱ヲタの範疇は超えちゃってるのかも・・・。

社会人の身嗜み=靴磨き


普段こうやってブログ書いてるオレも、昼間は社会人をやっている。
したがって、スーツや革靴もオレにとってはお馴染みだ。
でも、スーツはサスガに高いのは買えない。
オレの手取りと会社での立場、それにうちの会社の状況から考えて、高いスーツは割に合わないからだ(この間会社の中を行き来していたら、足元にあったアルミ板にスーツを引っ掛けて、ズボンが破れてしまった・・・orz)。
だからスーツは、2プライス店で賄っている。
シャツも同じく、2プラの店で形態安定のレギュラーカラーシャツのみを数着。
ネクタイはオンワードのセールで買い占めた五大陸の物をこれまた数本使い回している。
今のオレの会社着を考えると、これ位が妥当な線だと思う。



でも、靴ばっかりはどうしようもない。
安い靴は本当に安っぽいからだ。
だから靴はそれなりの物を揃えたいところなんだけど、丁度いいことにオレは毎年ヒロカワ製靴のセールの葉書をもらっている。
ヒロカワ」と聞いてもピンとこないかもしれないけど「スコッチグレイン」と聞けば「あぁ、あれか!」と思う人も多いかも。
そんなわけでオレは、そのセールを利用してスコッチグレインストレートチップを毎年1足ずつ買っていっている。



で、先日も浅草でやってたスコッチグレインのセールでまた1足買い足してきた。
ソレがこれ。


SCOTCHGRAIN


スコッチグレインストレートチップ


ところで分かりづらいかもしれないけど、つま先が妙にピカピカと光っている感じがしないだろうか。
実はコレ、買ってすぐに手入れを行った後のもの。
普段オレがやってる手入れ方は・・・


1:やわらかいブラシで汚れを払う


2:ステインリムーバーで汚れ落とし


3:モゥブレィの靴クリームを少量塗りこむ


4:固めのブラシでサササッ!と磨き、光沢を出す


 


・・・位のものなんだけど、今回は鏡面磨きに挑戦してみた。
コレまで幾度と無く挑戦してきてまるっきり上手くいかなかったんだけど、コレを機に1から覚えなおすつもりでやってみた。


1:マズはKIWIのワックスを、つま先と踵部にやや厚手に塗る


2:あとは水分を適宜補給しながらやさしく丁寧に磨いていくのみ



・・・この2番がかなりクセモノ。
今までオレは水を使っていたけど、どっかで「アルコールを使った方がいい」という話を聞いて、とりあえず手近なところにある焼酎を使用。
焼酎とワックスを交互に塗りながらしばらく磨いていくと・・・


・・・おおお!光りだした!!!!


初めての感覚に妙に興奮しながら、さらに磨きを掛けていく。
焼酎を指に取り少しずつ磨き部分に付けながら、その水分を均していくような感覚で伸ばしていく。
最初は鈍い光だったのが、次第次第にピカピカの光沢を帯びていく。
そして、だんだんオレの顔がハッキリと靴表面に映るようになっていく。
ナルホド、コレが「鏡面磨き」というものか・・・。
何となく、そのコツを掴んだような感じがする。


あまりにも嬉しかったので、アップで撮ってみる。
でも、やっぱ分かりづらいなぁ・・・。


オレの経験から考えて、キチンとした革靴を履いてる人はまだまだ少数派な感じがする。
スニーカーはわりと拘ってる風な人も多いけど、革靴となるとまだまだ。
電車の中でリーマンと思しき人の足元を見ると、ホントにショボクレたヘナヘナ靴か、何かを勘違いしたようつま先の反り上がったロングノーズのモード風(だか何だかよく分からないような)靴が殆ど。


脱ヲタとは関係ないけど、いみじくも社会人ならそれなりの革靴をキチンと手入れして履く位の気概を持ってもバチは当たらないんじゃないだろうか。

「身の丈」を知る


最近、エエカッコするのに疲れてきた。



例えば、昔は赤とかオレンジとかのセーターをよく着てたけど、最近はそういった鮮やかなアイテムを着るのがしんどくなってきた。
昔はどっかにいく時はコンタクトを入れてたけど、今じゃメガネばっかりになっている。
昔は外出の度に髪を整えていたのが、最近は帽子を被って誤魔化している。
香水もわりと持ってたけど、この1年位全く使ってない。
そういや、昔買った指輪とペンダントはドコにしまったっけか・・・・・・
最近は、トンとこんな調子だ。


ソレは最近のオレの買い物の傾向を見ると分るとおり。
今時エエカッコするためにシエラのマンパを買う人間がドコに居る。
ラクータのG9を買う人間がドコに居る。
インディビジュアライズドのチェックシャツを買う人間がドコに居る。
ニューバランスのM1700を買う人間がドコに居る。
ラコステのポロシャツも、パラブーツの靴も、リーバイス501も、いずれも所謂「カッコイイ」とは程遠いものばっかりだ。
恐らく「モテ」とは全く相容れない、全く真逆ともいえるアイテム群ではないか。
でも、今オレはそういうのを買い揃えたい気分なんだよね

      



逆に、所謂「カッコイイ服」「モテ服」にはあまり惹かれない。
例えば○井系とか。
流行ド直球の服は、確かにカッコイイけど、毎年ソレで10万以上吹っ飛んで、挙句来年になると「流行遅れのダサ服」になってしまうのはあまりに勿体無い。
いや、確かに過去には結構○井で散財したけどね。
タケ○キ○チやスクー○マンのストライプシャツとか、ムッ○ュニ○ルのコートやセーターとか、ポー○スミ○のマフラーとか・・・。
でも、その中で未だに残っているのはメ○ズ○ギのベージュのステンカラーコート1着のみ。
結局、スタンダードで着まわしの利く定番アイテムしか残らなかったわけだ。
そう考えると、例えソレが流行りだからって数万も出して買うのは非常にアホらしい気がしてくる。



あと、コレがもっと大きな理由なんだけど・・・・・・。



結局、オレには「カッコつけた格好」が似合わなかった。
○ール○ミスのストライプシャツを試着してみてあまりの似合わなさに愕然としてみたり、フレアカットのズボンを履いてみてあまりにもアンバランスなシルエットに頭を抱えてみたり・・・。
兎に角、オレはこの種のアイテムが全く似合わない。
多少痩せたとはいえモデル体型とは程遠いオレには、モデルが着てこそ映えるような派手で煌びやかでデザインされた細身の服なんか、そもそも似合うわけが無いのだ。
オレ自身が所謂「モード」とか「デザイナー」「コレクション」とかに全く興味が沸かないのも、結局オレが着たって似合うわけが無い服ばっかりだからだ(でも、トム・ブラウンにはちょっと興味があったり)。
そして、そんな「モード」の”後追い”である○井系にも全く興味が沸かないのも、けだし当然と言うべきか。



それに、いくらカッコつけても、今のオレとは全く相容れないんであればソレは意味が無いかなぁと。
カッコいい服を着てカッコ付けて、ソレが今のオレのキャラクターに合っているかというと、ソレも疑問だ。
いや、むしろヘンにカッコつけたせいで周りから「何アイツ?カッコつけ過ぎじゃね?」とか「エエカッコしてるくせに、彼女も居ないんだってさ(プゲラ」とか「アレでカッコつけてるつもり?ダッセー!」とか言われて論われているんじゃないかと思うと、エエカッコすること自体に非道い罪悪感を感じることもある。
(そのあたりは、ココを参考に。)
それに、たかだか3〜4年の積み重ねしかないオレがいくらエエカッコしようとしたところで、昔から本気でエエカッコを追求してきた生粋の洒落者や、エエカッコしなくてもカッコイイ人間や、格好つけなくても人生楽しんでいる人間に敵う訳が無い。
いや、むしろ必死こいてエエカッコしようとして、それでもカッコが付かないオレ自身が非道く惨めに思えてくるだけ。
そう思うと、カッコイイ服買って気張ってエエカッコするのにも疲れてくるし、そんな自分がアホらしく思えてさえも来る。



ただ、それなりにイイ物、定評のあるものを買って長く楽しむのはありかなと思う。
エエカッコするための服じゃなくて、より自分に合った服。
人が見て「おっ!いいじゃんそれ!」ではなく、オレが着てみて「おっ!コレはいい!」と思えるもの。
何の気なしにタンスから引っ張り出してさらっと着て、実はソレがイイ物だったりするような感覚。
フツーの人が見ても何も思わないけど、着てる本人は実に着心地のいい服・・・。
そういった「身の丈」に合った服こそが、実は一番いいんじゃないかと思う。



そう言えば、ユナイテッドアローズの栗野宏文氏がこんな事を言っていた。
「格好良すぎるものは格好悪い」
これなんか、まさにそうなんじゃないだろうか。
カッコ良すぎるのは不自然なだけ。
いくらエエカッコしても、ソレがキャラクターからあまりにもかけ離れすぎてしまっていては、逆にソノ人の価値を貶めるだけ。
「身の丈に合ったものを着る」というのが、実は最も重要なのであると・・・。
恐らく栗野氏は、そのことに対して十分自覚的なのだろう。



気張らず、楽に、永く愛用できる・・・
そんな服こそが、今のオレの「身の丈」なんじゃないだろうか。