メガネに目がねぇ

この間グダグダと書いてて、結局買った白山眼鏡店のウェリントン型メガネ。
本体は吉祥寺パルコの白山で、レンズは神保町のレンズ専門店「れんず屋」で入れてもらった。
ただこのメガネ、恰好はいいんだけど鼻当ての部分が今一つオレの鼻に合わないから、仕方なく鼻パッドを貼り付けてある。
本当は修理に出して鼻当てを改造してもらいたい所なんだけど、ソレをすると納期が1週間以上かかるらしく、メガネ無しには生活できないオレにとってはその間を凌ぐのは厳しい。
ソレに、このメガネは確かにカッコイイんだけど、色合い的に会社用にするにはちとばかりハデ過ぎるのも事実。
となれば、代打として会社用の銀縁、あるいは黒縁メガネを新たに作ってしまうのが一番手っ取り早いかも知れない。




そんなわけで・・・



レイバン RB5130

  

グラサンでは定番中の定番のレイバンの、コレは黒縁セルメガネ。
若干大きめのウェリントン型で、鼻の部分のサイジングもピッタリだった。
コレなら会社に付けていってもとやかく言われることも無いだろうし、普段のカジュアルな感じの服にもバッチリ合う。
あとは日曜にれんず屋に行ってレンズを入れてもらい、白山の方は夏休み中に修理に出しておこう。


休み明けからは黒と茶のウェリントン型2本体制になる。
コレで、コーディネートの幅も随分と広がりそうだ。


ラルフローレンのショートパンツをわずか630円で手に入れる方法

この間グラミチのグレーのショーツを買い、その後カーハートのオリーブグリーンのショーツも買って、ショーツ2本体制となった。

けど、もう1本、今度はベージュの、ちょっと上品なシルエットのショーツも欲しいと思っていた。
とはいえ、湯水のごとく金が使えるならまだしも、ソコまでの余裕は無いわけで、何とかならんかと思っていた時にフト思いついたのが・・・



●ラルフローレンのチノパン

去年買ったラルフのチノなんだけど、あまりに生地が薄すぎて秋冬には全く着れない上に、この間似たような感じのビルズカーキのチノを買ったせいで、タンスの奥に仕舞いっ放しになってしまっていたモノだ。



「いいこと思いついた。おまえ”ママのリフォーム”に行ってショーツになれ。」




・・・そんなわけで・・・・・・。




会社からの帰りがけにイトーヨーカドー武蔵境店の中にある「ママのリフォーム」に出して、見事にショーツとして生まれ変わってきた。
費用は630円也。
そもそも薄手の生地だったわけで、どうせ夏にしか使えないならいっそのことショーツにしてみようかという計画だったんだけど、お陰でなかなかに上品なベージュのショーツが、たったの630円で手に入ってしまった。



コレだったら、ブレザーやローファーと合わせても十分上品に決まる。
夏には↑みたくラコステのポロシャツ、秋口にはBDシャツを合わせてトラッドっぽく着ると面白そう。
元が上品なデザインだったお陰で、アメカジはもとより、トラッドっぽい恰好とあわせて「プレッピー」を気取りたい時には重宝しそうだ。


「むか〜しむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが・・・


住んで入間市だ」


・・・なんてネタがボキャブラ天国にあったなぁ。
ソレはおいといて・・・



行ってきたよ「三井アウトレットパーク入間」
なんつってもオレの住んでるトコから電車で30分くらいしかかかんないし。
まぁ、駅からバスでしばらく行くから実質1時間くらいなんだけど、でも今まで幕張や横浜や御殿場やらに行ってたのから比べると随分と近い。
規模は、まぁ確かに御殿場とか幕張とかに比べると小さいんだけど、でもウチからの利便性とかを考えると十分すぎるくらいだ。
あと、恐ろしく混雑してるって話を聞いてたけど、今日はそんなでもなかった。
開店したてのころに比べて多少は落ち着いたのかな。



で、ソコで買ってきたのが。


●コロンビア・ローミスポイントジャケット
 

夏に旅行とかに行くと、凄まじい汗をかく。
で、そのまんま電車とかに乗っちゃうと、冷房で恐ろしく冷えて風邪引きそうになっちゃうこともしばしば。
そんな時にこんな薄手のナイロンジャケットがあったら便利だろうなぁと思って購入。


しかもコレは、裏ポケットに丸めて入れればココまでコンパクトになる。
コレなら、カバンに入れても全く嵩張らないな。



さらにもう一つ。


●コロンビアの高機能タンクトップ

恐ろしく汗をかく夏の旅行用に、こういった吸湿速乾性に優れたインナーがあれば相当に便利だろうと思って購入してみた。
色はグレー。
コレなら目立つこともないし、上に柄物のシャツを着ても色が移ることも無いだろう(去年、白Tシャツの上にマドラスチェックのシャツを着ていたら、マドラスの色が白Tに移って使い物にならなくなった・・・orz)。


例えばこういう組み合わせにしてみる。
グレーのタンクトップの上にマドラスチェックのシャツ(↑で色が移ったマドラスシャツがコレ)にグラミチのショーツ
熱射病予防にパルコ吉祥寺で買ったメッシュキャップを被り、グレゴリーのカモフラ柄のショルダーバッグに、靴はニューバランスM1700。
夏旅向きの機能性を考えたら、こういった感じになるのかな。

 

ビール券取得・・・もとい、ビルケンシュトック

ビルケンシュトックには苦い思い出がある。



去年、ビルケンシュトックの「カレー」っていうサンダルを手に入れて意気揚々とどっかの飲み会に行って座敷に上がった。
そして、ビールや焼酎をしこたま飲み「さて、帰ろうか」と思ったその時・・・



ああぁ!!10000円のビルケンシュトックが3000円のホー○ンス化けてる!!!!



・・・つまり、ダレかがオレのビルケンシュトックと自分のホーキ○スを間違えて履いていってしまっていたのだ・・・orz
ソレ以来、極力座敷は避けるようにして、もし座敷に上がらなきゃならない時にもビニール袋を持ち歩き、ソレに靴を入れるコトにしてる(スニーカーだろうがブーツだろうがね)。
でも、一旦失くしたビルケンシュトックが返ってくるわけでもなく、更に悪いコトにオレの買ったのは限定品だったらしく、失くした時にはもはやどの店にも置いていなかった。




そんなこんなで、結局去年は新しいサンダルを買うこともなく過ぎてしまったんだけど、やっぱり夏にはソレなりのサンダルが欲しいなと思っていた。
でも、あまりに去年のビルケンシュトックに未練がありすぎて一体どのサンダルを選んでいいか分からなくなっていたんだけど、ココショーツを買ったことで「あぁ、もう一度サンダルが欲しい!」と思って方々探していた。
そんなオレの目に留まったのがコレ。




ビルケンシュトックTATAMI・ダカール

  


ビルケンシュトックの上級ライン、TATAMIのサンダル。
2本のストラップとバックルがなかなかに上品な感じがする。
コレなら、ジーンズはモチロン、ココで買ったショーツとも、ココで買ったチノとも、果てはグレーのウールパンツとも相性が良さそう。
夏の間なら、幅広く使えて重宝しそうだ。




この間の組み合わせに加えてみる。
ラコステのネイビーポロにグラミチのショーツ、カバンはLLビーンのトートバッグ。
モチロン相性はバッチリ!

 




さて、ショーツとサンダルが揃ったぞ。
あとはスネ毛を手入れして日焼けするだけだな。
今度こそ失くさないようにしないと!

何も足さない、何も引かない

「何も足さない、何も引かない」
脱オタクファッションガイドに記されている言葉だ。
その意味するところは「アクセサリー等を気にかけるんじゃなく、もっと日常的に必要な物を気にかけるべし」というコトだ。
それはオレも実感している。
特にココで書いた「アクセ選びに失敗した例」を見てしまったせいで、どうも「アクセに金をかける」というのが何かアホらしくなってしまったのだ。
でも日用小物に手を抜くと、途端に垢抜けない感じが漂ってしまうのは感じている。
ソレがことさら顕著なのが「靴」なんだけど、ソレ以外でも例えばカバンとかベルトとか財布とかメガネとか・・・とにかくこの辺りも、下手に手を抜くと一気にコーディネート全体が安っぽくなってしまいそうで怖い。
今までオレは服や靴には金をかけてきたけど、この辺の服飾小物にはあまり神経を割いてこなかったコトもあり「服や靴はいいんだけど、他がねぇ・・・」なんて状態に陥ってしまってないかと不安になってきてしまっている。



そんなわけで、今まで服や靴に使ってた分をこういった日用小物に使ってみるのもいいんじゃないかと思うようになってきている。
例えば・・・



1:カバン

オレの普段の生活や行動様式から考えると、カバンはショルダーバッグが一番合う。
トートやブリーフだと手が塞がっちゃうし、リュックは背中に背負っちゃうからイザという時に荷物を取りづらい。
昨今流行った「メッセンジャーバッグ」もいいんだけど、あまりに大きすぎて持て余しそう。
なのでショルダーバッグ。
適度な大きさと適度な価格の、使いやすそうなショルダーバッグを探してみると・・・




  

●グレゴリー・サッチェル Mサイズ

ロールスロイス」とまで称えられるバックパックがつとに有名なグレゴリーの、コチラはショルダーバッグ。
Sサイズだとちとばかし小さすぎるし、Lだと大きすぎる(し、そもそもあんまLサイズは見かけない)。
Mサイズなら適切な大きさだ。
サスガに定番なだけあって色展開も豊富。
無難にブラウンやベージュ辺りか。
ソレとも思い切って派手な花柄でもいっとくか。
カモフラージュ柄も面白そう。
この価格で何気に「Made in USA」な所もポイント。



  

●ポーター・フリースタイルショルダー

コチラは「Made in JAPAN」の代表、吉田カバン製のショルダーバッグ。
このキャメルの色合いとナイロンコーティングの光沢感、ソレにクタッとした形が実にイイ感じ。
グレゴリーのヤツに比べると、幾分年齢層が上で、上品な感じがする。
ちとばかし値段は高いけど、作りも良さそうだし、長く使えそう。
コレならジャケットとかにも合わせられるかも。

 

●万双・ショルダーバッグ


日本が誇る革バッグ専門店、万双のレザーショルダーバッグ。
上野の万双で見かけて「うわ!コレはいい!!」と思っちゃったんだよね。
いや、確かに高いのはわかるんだけど、でも上品さと作りの良さは確かに感じる。
コレくらいの金を出せるなら、多分買って損は無い逸品なんだろうケド・・・。




2:財布

オレが日ごろ使っているのは、インターナショナルギャラリービームズで見つけた革財布。
薄手な革を使った上品な財布で、ウォレットチェーンも使えるところが気に入って買ったんだけど、でもあまりに革が薄すぎて、去年の夏にジーンズのケツポケットに突っ込んで使い込んだら革や内部のナイロン裏地がヘロヘロになってしまった・・・。
そこで、夏の汗に負けないナイロン製の財布が欲しいなと思い立った次第。


 

●ポーター・フリースタイルウォレット

またまた登場、ポーターのフリースタイル。
↑のバッグと同様、ナイロンコーティングしたキャンバス地で作られた財布だから、汗や汚れにも強そう。
ウォレットチェーンも付けられるし、価格も(革財布とかに比べると)手頃。
ポーターなら他にもスモーキーやタンカーの財布もイイ感じ。

 



 

●ザ・ノースフェイスのナイロン財布

アウトドアブランドなら、ナイロン財布はお手の物。
ヘビーデューティーなアウトドアグッズで名を馳せたザ・ノースフェイスだから、恐らく雨にも水にも汚れにも強いことだろう。
ウォレットチェーンも付けられるし、価格も相当に手頃。
真夏の旅行用にはうってつけか?





3:ベルト

オレが使っているのは、リーバイスのセールで買ったこげ茶のダブル穴ベルトとキャメルのシングル穴ベルト。
ソレに五大陸のブラウンベルトにGAPのメッシュベルト、ラルフローレンのド派手なストライプリボンベルト。
まぁ、こんだけありゃ全然使いまわしは利くんだけど、敢えて欲しいとするなら・・・



ホワイトハウス・コックスのメッシュベルト

メッシュレザーベルトの定番中の定番。
コレくらいのレベルのモノがあれば気後れはしないだろう。
ネックはその価格か。



 

コードバンベルト

形で差が付かない時は、素材で差をつけてみるのも一つの手。
鈍い光沢を放つコードバン製なら、腰元を上品に飾ってくれそう。




4:メガネ

オレが普段使ってんのはALOOKという所の安いメガネ。
安い割にはカッコイイんだけど、やっぱりそこかしこが安っぽい(フレームがしなりやすい等々)から、ココはある程度の作りのものが欲しいなぁと。
丁度、今のメガネが合わなくなってきてるし。
白山眼鏡店あたりのヤツは良さそう。
あとは個人的に「日本の職人眼鏡」ってのにも惹かれてしまうところ。
泰八郎謹製、小竹長兵衛、正義等々。
あとは999.9の機能美も捨てがたいモノがある。

 



取り敢えず、さしあたってはメガネかな。
度数が合わないと目が痛くて痛くてしょうがないし、そういうモノに金を惜しんじゃいられないから。
次はカバンあたりか。
まぁ、その辺はおいおい考えていこうかな。




「秋葉原通り魔事件」は、オタクたちの人格を搾取してきた「オタク業界」に対する鉄槌なのか・・・

もうオレが何言わずとも分かってると思うけど、秋葉原で起きた通り魔事件。
痛ましい事件であることは言うまでも無いことだけど、でも今のオレはわりかし一歩引いた視点でコレを見ているところがある。
多分、ここ数年アキバに足を踏み入れることがなかったからかも知れない(ヨドバシにすら行ったことが無い)。



ただ、今回の事件は何か奇妙な象徴性がありそうな気がしてならない。
上手く言えないんだけどソレは「オタク業界」その物への鉄槌というか何と言うか・・・そんな感じだ。



伝え聞くところによると、かの容疑者は掲示板で煽られた腹いせで今回の凶行に踏み出したいうコトらしいけど、ソコで「秋葉原を襲う」という発想が出てくること自体、件の容疑者が「オタク」乃至は「なにがしかのオタク文化に通じた人間」であると考えてマズ間違いないだろう。
つまり今回の事件は
「オタクの象徴・秋葉原を、他ならぬオタク自身の手によって攻撃した(ソレも、無差別殺人という最悪の方法で)」
という構図があるわけだ。



ここ数年の「萌えブーム」によって、オタク業界の勃興は著しい。
でも、果たしてその勃興はオタク業界に素晴らしい結果を与えるのか。
オレはそうは思えない。
むしろ、オタク自身の腹の内に存在している問題が一挙に噴出して、社会的軋轢を引き起こしてしまいかねないのではないのか・・・そんな不安すらも感じる。
なんとなれば、オタク業界というのは、その「オタク自身の腹の内に存在している問題」を喰って成り立っているから。



例えば「萌えブーム」
「萌え」とは言うけど、結局その中身は「性的欲求」だ。
・・・極論だろうか。
でも、今ある「萌え」と呼ばれる要素(ツンデレヤンデレメガネっ娘、メガネ男子、ネコ耳、メイドさん等々)のほぼ全てが「異性に対して」向けられた視点であるという一点で共通しているじゃないか(稀に「ショタっ子萌え」な男も居るけど、ソレとてソコに「性的な視点」を見出すのは造作も無い)。
「萌え」と「性」が分かちがたく結びついているのが、今の「萌え」と呼ばれるモノの最大特徴であり(モチロン、コマーシャルにのるものに関してはある程度はソフィスティケイテッドされてはいるけど、でも例えば「エロゲー」や「エロマンガ」「エロ同人」というジャンルに至っては、そんな「萌え」と「性」の不可分性が濃厚に凝縮されている。)、その意味で「萌え」と「セックス」は地続きなのだ。
そして、そんな「性的欲求」が「萌え」という仮面を被って大手を振って歩いている今の状況というのは、社会道義的に見て実は相当に「異常」なんじゃないだろうか・・・。
秋葉原の大通りに堂々とエロゲーの看板が並んでいる様を見ると、そう思わずにはいれない。



性的問題だけじゃない。
オタクメディアのそこかしこに散見される「暴力性」もまた、同じように彼らの心的問題に影響を与えているという可能性も、オレには否定できない(そもそも「萌え」というのが、多分に「暴力的」だと思うし)。
そしてそんな「暴力性」は、オレの腹の内にも画然としてある(ただ、オレの場合は他人にその暴力が向かわず、専ら自分で自分の頭を壁に打ち付けたり、カッターナイフを手の甲に突き立てたり・・・そんな風に「暴力性」が自分自身のほうに向いてしまう傾向がある)。
モチロン、ソレに拠って犯罪を犯す人間はごくごく少数でしかないのは分かるし、ソレをいちいち取り合ってたってキリが無いというコトも承知の上だ。
でも、ソレはただ単に「暴力を実行に移さないだけ」であり、その腹の内にそんな問題点を抱えながらオタクメディアの与える「妄想」で自らの暴力性を消化しているだけに過ぎないのであれば、ソッチのほうが余程恐ろしいんじゃないか。
「暴力を起こす」のが問題じゃない。「暴力を起こしたいと腹の内で思う事」が問題なんだ(参考)。
そして、オタクメディアがそんな彼らの「暴力性」の「ガス抜き」になってしまっているんじゃないかという疑念を、オレは拭うことが出来ない。
杞憂であればいいんだけど・・・。




そして、そんな「萌え」あるいは「暴力性」に晒され続けた人間はどうなるのか・・・。
オレもソッチ方面はまったく無学なんで断言できないんだけど、でもココの5番目の項目で指摘されているコトは、十分起こりうる問題なんじゃないかと思う。
何故なら、オレ自身がそうだったから。
オレ自身がエロマンガやエロ同人誌に耽溺していた時の心の内がまさにこうで、そしてそんなおかしなズレに全く気づかなかったから。
そして、脱ヲタ行為を始めて自分の心に向かい合って行く過程で、どうしようもない妄想が腹の内に沈殿してしまっていることに、否が応でも気づかざるをえなかった。
そして、イヤな現実にフタをして妄想世界に遊んでいるうちに、オレは30を超え、本来30代ならそうなってて然るべき人間に全く成れていないことに気づいてしまった(その辺はココでも書いたとおり)。
この10数年・・・いや、20年近くの間、オレはそんな現実から目を逸らし続けてきた。
そう、誰も「ブクブクと太ってズタボロの服を着ておかしなダサメガネをかけて、ありもしない妄想の海に浸ってチ○コ握り締めていた、腐ったブタのようなキモヲタ」のオレなんか認めてくれるわけはなかったのだ!



真に恐ろしいのは、かの容疑者のように極端な犯罪方面に突っ走ることではない。
むしろ、かようなモノを浴び続けることで微細に、しかし確実に人格が蝕まれてしまうコト・・・あるいは、そんなコトに全く気づかないまま、生涯に渡って人格を傷つけられ続けるコト・・・それこそが最も恐ろしいコトのような気がする。
そしてソレは「犯罪」という形で目に見えるわけじゃない分、余計に性質が悪いんじゃないだろうか。



確かに、オレはまだマシだったのかも知れない。
会社にも行き、仕事もし、給料も貰い、ソレなりに人とも繋がっていて、決して現実社会と断絶しきった生活をしてきたわけじゃいから。
でも、そんなオレですらこんな按配だ。
ましてや、オタクメディアにドップリと耽溺しきった人々の心証は幾ばくの物なのか。
アキバやコミケ等で猫背気味に俯き、ニタニタとした気色の悪い笑顔を浮かべながらエロゲーやらエロ同人誌やらを買い漁る、浜に打ち上げられた鯨のような巨躯を持て余した30〜40代の男達を見ていると、そんなどうしようもない寂寞感に包まれてくる。
もし彼らが何らかの必要性に駆られて社会にコミット”せざるをえない”状況になった時、オレ以上に苦しみ、もがき、抗い、そしてどうしようもなくなって、遂には人生に絶望しまうのかと考えると「一体誰が彼らを救うんだろう・・・」と、何とも言えない荒涼とした思いに心を支配されてしまう。
余計なお世話だってのは分かってんだけど・・・・・・。
ココでも指摘されてるように、30を超えてからの自己変革は非常に辛い。ソレはオレも痛感している)。




そんな彼らに、オタクメディアは何をしてきたのか。
ただ単に「逃げ道」を与えてきただけじゃないか。
なんとなれば、業界側にしてみたら彼らみたいな人間が増えれば増えるほど、そしてそんな彼らが現実へコミット出来なければ出来ないほど「望ましい」事態だから。
そうやって「逃げ道」を与え続けてさえいれば、彼らは喜んで金を払い、ソレを貪り喰うわけだから、こんな美味しい話も無いだろう。
でも、そうやって前途洋々たる若者の可能性の芽を摘み、生涯終わるとも分からない無間地獄へと引き摺り込むその罪を、いったい誰が償うと言うのか。
「そんなん自己責任でしょ」
確かにソレは真理だ。
でも、本人が貪りたくて貪ったわけじゃなく、様々な内的あるいは外的な圧力でそう「せざるをえない」まで追い詰められていたのだとしたら(その辺はココを参考に)、軽々しく「オマエのせいだ!」と言って責めるべきなのかどうなのか、オレには判断できない。
いや、仮に彼らを責めるとして、でも彼らに「逃げ道」を与え続け、結果的に現実世界から断絶せしめ、追い詰めていっている業界の姿勢は、一体誰が責めるというんだろう。
ココのAの項目を読むと、そう思わずにいられない。



オタク業界は、かようにして彼らの抱える「心的問題」を煽り、ソレを喰らって今の隆盛を築き上げてきた。
「売れる」から「萌え」という名の「妄想」、あるいは「暴力」を与え続け、ソコに胡坐をかいてきた。
ソレが道義的に見てどうなのか、ソレによって誰がどういう犠牲を払うのか、そのことに対して今の業界はあまりにも無自覚すぎた。
準児童ポルノ規制」なんていう言葉が出てきてしまうのも、そもそもはそんな業界全体の「無自覚さ」への反動なんじゃないだろうか(ちなにみオレは「準児童ポルノ規制」は犯罪抑止には全く効果はないと思うけど、そんな業界の無自覚なタレ流しへの歯止めとしては「仕方ないんじゃないか」と、半ば諦め気味だ)。
そう、今の今まであまりにも好き勝手やりすぎたのだ。



そして今回「オタク文化の象徴」秋葉原で起こった惨劇・・・。
ソレは、「オタクの内的問題」を煽ってソレを搾取してきた「オタク業界」に対し、他ならぬ「オタク」自身が振り下ろしてきた鉄槌なんじゃないだろうか。
そう思えてならない。
その意味で、オレは「象徴的」だと感じたのだ。
払った犠牲はあまりにも大きい。
でも、こんな悲惨な事件が起こり、今後様々な方面から外的圧力がかかるコトは間違いないであろう今こそ、オタク業界はそんな自らの不明を恥じ、現実を見据え、自らの犯してきた「罪」を直視し、襟を正して現実社会と正対していく為の好機だと捉えなきゃならないと思う。
ソレが無ければ、またいつか同じ事件が起こり、同じ軋轢が起こり、同じ圧力がかけられ、やがて業界自体が疲弊し、袋小路に陥ってしまうことは明白だ。
今回の「秋葉原通り魔事件」は、その為の「必要な痛み」なのだ。
オタク業界が、自ら率先して人格を破壊したオタクたちに対するケアをどうしていくのか、そしてオタクたちとオタク業界が互いによりよい発展を遂げていくにはどうすればいいのか、今こそその舵取りが求められるのだろう。




PS:
今回の事件で犠牲になってしまった方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そして、一刻も早い事件の真相究明を願っております。




♪Who wears short shorts

に「ショーツを履きたい」と思ってスネ毛剃りまで買った以上、やっぱりショーツを手に入れにゃいかんよなぁと思い、本日吉祥寺のオッシュマンズにて購入。




●グラミチのショーツ

 

定番中の定番、グラミチ。
サスガに定番なだけあって色も種類も豊富だったけど、取り敢えず一番使いまわしのききそうなグレーを選択。
コレなら合わせ方に困ることもそうそうないだろう。



マズは手持ちのラコステのポロシャツを合わせてみる。
当然のごとく相性はバッチリ。
ちなみにこのハデなマドラスチェックのハンチングキャップは、雑誌「2nd」の一周年記念プレゼントに応募して当たったJクルーのモノ。
シンプルなコーディネートのスパイスになってくれそう。

 




次に、神保町のMAINEで見つけて一目惚れしたチェスウィックのTシャツと、ココで買ったLeeのGジャンを合わせてみる。
バッグはLLビーンのトートバッグ。
真夏にGジャンは厳しいかも知れないけど、少し肌寒くなってきた時はこういう感じで着ても全然問題なさそう。
真夏にはTシャツ1枚で着てもOK。

 




手持ちのモノで面白い組み合わせはないかと思って、こんな感じでやってみた。
ラクータのG9にラルフローレンのBDシャツというトラッドカジュアルスタイルに、敢えて合わせてみるテスト。
靴をオールデンのタッセルローファーにして変化をつけてみると、なかなか面白そうじゃないか。
Jプレスの紺ブレとか着てみても合いそう。



あとはサンダルが欲しくなっちゃうな。
定番のビルケンシュトックか、ソレともちょっと捻ってチャコあたりか。
またこんなところで物欲が沸いてきてしまった。

 



さてショーツも手に入れたし、あとは実際に足を日焼けさせないといかんなぁ。
生っちょろい足じゃ街に出て行くのも躊躇われるし・・・。
近くの公園で1日寝そべってみるかな・・・・・・。




PS:
ソレにしても、オッシュマンズはいいなぁ。
オッシュマンズスポーツ用品店じゃん。オレにはカンケーねぇな。」なんて思って今まで全然入った事なかったんだけど、純粋スポーツ用品ばっかじゃなくって、定番のカジュアルウェアも豊富に揃っててナカナカ壮観だった。
グラミチ以外にも、セントジェームスのバスクシャツやカムコのシャンブレーシャツ、フレッドペリーのポロシャツにシエラデザインのマンパ、靴はニューバランスのスニーカーにビルケンシュトックのサンダルやダナーのマウンテンライト、ソレにスペルガやスプリングコートまで!
今の今まで全然歯牙にもかけてなかったけど、今度からは積極的に覗いていこうかな。