何も足さない、何も引かない

「何も足さない、何も引かない」
脱オタクファッションガイドに記されている言葉だ。
その意味するところは「アクセサリー等を気にかけるんじゃなく、もっと日常的に必要な物を気にかけるべし」というコトだ。
それはオレも実感している。
特にココで書いた「アクセ選びに失敗した例」を見てしまったせいで、どうも「アクセに金をかける」というのが何かアホらしくなってしまったのだ。
でも日用小物に手を抜くと、途端に垢抜けない感じが漂ってしまうのは感じている。
ソレがことさら顕著なのが「靴」なんだけど、ソレ以外でも例えばカバンとかベルトとか財布とかメガネとか・・・とにかくこの辺りも、下手に手を抜くと一気にコーディネート全体が安っぽくなってしまいそうで怖い。
今までオレは服や靴には金をかけてきたけど、この辺の服飾小物にはあまり神経を割いてこなかったコトもあり「服や靴はいいんだけど、他がねぇ・・・」なんて状態に陥ってしまってないかと不安になってきてしまっている。



そんなわけで、今まで服や靴に使ってた分をこういった日用小物に使ってみるのもいいんじゃないかと思うようになってきている。
例えば・・・



1:カバン

オレの普段の生活や行動様式から考えると、カバンはショルダーバッグが一番合う。
トートやブリーフだと手が塞がっちゃうし、リュックは背中に背負っちゃうからイザという時に荷物を取りづらい。
昨今流行った「メッセンジャーバッグ」もいいんだけど、あまりに大きすぎて持て余しそう。
なのでショルダーバッグ。
適度な大きさと適度な価格の、使いやすそうなショルダーバッグを探してみると・・・




  

●グレゴリー・サッチェル Mサイズ

ロールスロイス」とまで称えられるバックパックがつとに有名なグレゴリーの、コチラはショルダーバッグ。
Sサイズだとちとばかし小さすぎるし、Lだと大きすぎる(し、そもそもあんまLサイズは見かけない)。
Mサイズなら適切な大きさだ。
サスガに定番なだけあって色展開も豊富。
無難にブラウンやベージュ辺りか。
ソレとも思い切って派手な花柄でもいっとくか。
カモフラージュ柄も面白そう。
この価格で何気に「Made in USA」な所もポイント。



  

●ポーター・フリースタイルショルダー

コチラは「Made in JAPAN」の代表、吉田カバン製のショルダーバッグ。
このキャメルの色合いとナイロンコーティングの光沢感、ソレにクタッとした形が実にイイ感じ。
グレゴリーのヤツに比べると、幾分年齢層が上で、上品な感じがする。
ちとばかし値段は高いけど、作りも良さそうだし、長く使えそう。
コレならジャケットとかにも合わせられるかも。

 

●万双・ショルダーバッグ


日本が誇る革バッグ専門店、万双のレザーショルダーバッグ。
上野の万双で見かけて「うわ!コレはいい!!」と思っちゃったんだよね。
いや、確かに高いのはわかるんだけど、でも上品さと作りの良さは確かに感じる。
コレくらいの金を出せるなら、多分買って損は無い逸品なんだろうケド・・・。




2:財布

オレが日ごろ使っているのは、インターナショナルギャラリービームズで見つけた革財布。
薄手な革を使った上品な財布で、ウォレットチェーンも使えるところが気に入って買ったんだけど、でもあまりに革が薄すぎて、去年の夏にジーンズのケツポケットに突っ込んで使い込んだら革や内部のナイロン裏地がヘロヘロになってしまった・・・。
そこで、夏の汗に負けないナイロン製の財布が欲しいなと思い立った次第。


 

●ポーター・フリースタイルウォレット

またまた登場、ポーターのフリースタイル。
↑のバッグと同様、ナイロンコーティングしたキャンバス地で作られた財布だから、汗や汚れにも強そう。
ウォレットチェーンも付けられるし、価格も(革財布とかに比べると)手頃。
ポーターなら他にもスモーキーやタンカーの財布もイイ感じ。

 



 

●ザ・ノースフェイスのナイロン財布

アウトドアブランドなら、ナイロン財布はお手の物。
ヘビーデューティーなアウトドアグッズで名を馳せたザ・ノースフェイスだから、恐らく雨にも水にも汚れにも強いことだろう。
ウォレットチェーンも付けられるし、価格も相当に手頃。
真夏の旅行用にはうってつけか?





3:ベルト

オレが使っているのは、リーバイスのセールで買ったこげ茶のダブル穴ベルトとキャメルのシングル穴ベルト。
ソレに五大陸のブラウンベルトにGAPのメッシュベルト、ラルフローレンのド派手なストライプリボンベルト。
まぁ、こんだけありゃ全然使いまわしは利くんだけど、敢えて欲しいとするなら・・・



ホワイトハウス・コックスのメッシュベルト

メッシュレザーベルトの定番中の定番。
コレくらいのレベルのモノがあれば気後れはしないだろう。
ネックはその価格か。



 

コードバンベルト

形で差が付かない時は、素材で差をつけてみるのも一つの手。
鈍い光沢を放つコードバン製なら、腰元を上品に飾ってくれそう。




4:メガネ

オレが普段使ってんのはALOOKという所の安いメガネ。
安い割にはカッコイイんだけど、やっぱりそこかしこが安っぽい(フレームがしなりやすい等々)から、ココはある程度の作りのものが欲しいなぁと。
丁度、今のメガネが合わなくなってきてるし。
白山眼鏡店あたりのヤツは良さそう。
あとは個人的に「日本の職人眼鏡」ってのにも惹かれてしまうところ。
泰八郎謹製、小竹長兵衛、正義等々。
あとは999.9の機能美も捨てがたいモノがある。

 



取り敢えず、さしあたってはメガネかな。
度数が合わないと目が痛くて痛くてしょうがないし、そういうモノに金を惜しんじゃいられないから。
次はカバンあたりか。
まぁ、その辺はおいおい考えていこうかな。