おねがいマイメロディ第36話「地球が救えたらイイナ!」


凄い!凄すぎる!!
まさにマイメロ全36話中の最高傑作!!
あまりにも面白くて、リアルタイムで見た後続けて2回目を観て、さらに夜には3回目も観て、今日も会社から帰って一回観てしまった。
この1作でマイメロは私的殿堂入り決定!!
本年No.1の座はもはや揺るぎ様がない位置にまで到達した!!



バクに伝わる伝説の力。
ソレは、55年に一度、誰かの夢の中に入り込むことが出来るというもの。
その力を使って、バクとクロミマイメロとフラット君、そしてバクの一族郎党は柊サマの夢の中に入り込む。
ソコで見たのは、荒涼とした空間と、全ての夢を捨て去った虚無的な少年柊サマ。
そして、その柊サマが捨てた夢のゴミ袋を開いた途端、夢が現実世界に溢れ出し・・・・・・


夢の世界が現実に作用するという、何とも押井守チックなストーリーも凄まじいが、その夢の描写がさらに凄惨。
マイメロとバク一族が、夢の中の惑星を使ってビリヤードしたり、ゴルフしたり、サッカーしたり、惑星を破壊して喰ったり、太陽で鍋を作って食べたり、火星の人面岩に布団を掛けたりと、暴虐の限りを尽くす。
そして、ソレが全て現実世界に作用して、全世界はパニック状態。
さらに、バク親父の下品なギャグにキレた少年柊サマが小惑星群を放って地球が滅亡の危機!!
NASAのクライシスレベルは「激ヤバ」に!!
地球滅亡を阻止するためマリーランドが立ち向かうも、国王自ら破壊活動に荷担し出す等、混迷を極める。
その状況を打ち破るには、マイメロのメロディーマークを使うしかない。
そして、その為にはマイメロのパートナーである歌の歌声が必要。
戸惑いながらも、全世界の命運を掛けて、歌は「シアワセの羽」を歌い出すが・・・・・・



奇しくもはりねずみくんが
「みんな〜、ついてきてる〜?」
と突っ込んだように、あまりのトンデモ展開に開いた口が塞がらない。
ありとあらゆるカオスとパロディと小ネタのごった煮状態。
最後は妙に感動超大作っぽく締めるのにも大爆笑!
感動超大作っぽく見せかけて実はシュールギャグ超大作だったというのは、「ギャラクシーエンジェル」第3期第28話「気になるバウムクーヘン」を髣髴とさせる。
コレだけムチャやっても、キチンと30分で纏めたというところも凄い。
スタッフの豪腕振りには相変わらず舌を巻く他無い。
コレばっかりは実際に見てもらわないと、その面白さは分からないだろう。



最後に、今回はかなり際立っていたパロディネタを、オレの気付く限り書き連ねてみよう。


○E.T(バクがクロミ様に吹っ飛ばされて満月を横切るシーン)
2001年宇宙の旅先週の予告でも使われたひつじさん登場シーン)
アルマゲドンマイメロ一行が宇宙船に乗り込むシーン)
宇宙戦艦ヤマト(「エネルギー充填120%」)
超時空要塞マクロス(歌で世界が救われるというオチ)
アポロ13(最後の宇宙船着水のシーン)


等々・・・・・・



・・・・・・ってか、マイメロって子供向け作品だよね、一応・・・・・・