靴探訪の旅
オレの最近の趣味は「日帰り一人旅」。
GWの横浜と碓氷峠にはじまり、佐原、桐生、松本、足尾等・・・、今年に入って色んな場所を回ってきた。
で、そういう場合はニューバランスのM996を履くことにしている。
フカフカの履き心地と、包まれ感があるアッパー、着る服を選ばないデザイン等々、こういう旅にはまさにうってつけだ。
でも、例えばジャケットスタイルとかで出かけたい気分の時にサスガにスニーカーじゃマズいだろ・・・って感じがする。
で、そんな気分の時に履けるのはトリッカーズくらいしか持ってない。
まぁ、トリッカーズ自体には満足はしてるんだけど。
頑丈だし、適度に上品だし、色もいいし。
ただ、革底は非常に滑りやすくて、とてもじゃないけど不意の雨の時はツルツル滑ってしょうがない。
あと、左の小指があたって痛いというのもある。
履き慣れてない時なんか、左の小指の爪に内出血しちゃったくらい。
しかも、かなりな重量もあるし、クッション性も全然無いもんだから、歩いていると地面の固さをダイレクトに受けてヘトヘトに疲れてしまう。
だからこそ、ジャケットスタイルにも合う履き心地のいい革靴ってのを探してんだよね。
条件としては
１：１日歩き回っても疲れない（疲れが少ない）モノ
２：ジャケット、ブレザースタイルに合うモノ
３：不意の雨にも対応できるモノ
４：旅先でどっかの店に入った時にイヤな顔されない位には上質なモノ
で、その条件でここ数日探し回って候補に上げたのが・・・
第一候補はコレ。
↑の条件のほぼ全てを満たしていて、しかも値段も許容範囲だ。
靴屋の店員さんも、オレの条件を聞いて真っ先にコレを薦めてくれた。
実際試着してみると、独特なゴム底がやわらかく、弾むような履き心地を感じさせる。
スニーカーっぽいと言うか、ある意味M996に近いかも。
その上”ノルベジアン製法”とかいう作りで、雨にも雪にも強く、しかも通気性もあってムレないらしい。
つまりは、ソレだけイイ物なんだろう。詳しくは分らんケド。
敢えて言えば、デザイン的にちょっとボッテリ感があるのが引っ掛かるかな。
あと、サイドについてる緑のタグとか。
カジュアルにはもってこいだけど、ジャケット等のドレッシーな服にはどうだろ？
個人的には、これくらいボリュームがあってガッチリしてる方が好みなんだけどね。
この形で長年作られてるわけだから、飽きることもなさそうだし。
同じく、パラブーツのゴム底靴。
デザイン的にはスッキリ型でジャケットにはピッタリっぽそう。
ただ、↑のシャンボールに比べて飽きが早そうというか何と言うか・・・。
ロングノーズのデザインは流行り廃れありそうな感じが・・・。
BeginやMen's CLUBでは「至高の履き心地！」等と矢鱈と絶賛されてる靴がコレ。
「そんなに言うけど、ドレほどのもんなのかねぇ？」と思ってちょっと試してみた。
履いた感じは、う〜む・・・。
確かに”足の腹”が下から押さえられてる感じがして、何と言うか「フシギな」感覚ではあった。
ちょっと竹踏みしてる感覚というか、足ツボが押されている感覚というか・・・。
でも「履いた瞬間に足に馴染む！！」って感覚はあったかというとビミョ〜・・・・・・。
多分、長く履いてたらソレなりの恩恵は受けるんだろうけど、今の時点ではなぁ。
↑の条件でも「不意の雨にも対応できるモノ」って条件は満たしてないし、値段も超お高いし、見送りかな。
でも、年明けにはさらに値が上がるって言うし、今買っとかないとという気分も・・・。
まぁ、えてして強迫観念に囚われて買ったモノってのは、あとで後悔するもんだから、ちょっと考えてみるかな。
コチラもお高い靴。
似たようなデザインのシャンボードと比べても、倍近い値段がする。
まぁでも「雨に強くてゴム底で上品」っていう条件には当てはまっているので、試すだけは試してみた。
スグに感じたのは、エラく革が硬いってコト。
JMウェストンは「硬くて小さい革靴を、履いていく事で革を伸ばしていって足に合わせる」という考え方をするらしい。
確かに一理あるけど、サスガにコレはカチカチだなぁ。
デザイン的には、似たような形のシャンボードと比べてかなり丸っこいというか、可愛らしい感じだ。
小さめで丸っこい足元は、どことなくユーモラスに見える。
その辺、シャンボードの「ガッチリしてて頼りになる感じ」とはだいぶ違う。
履いた感じも、硬めのゴムのせいかちょっとゴツゴツ感があるし、値段もお高いから・・・まぁ今回は見送りだな。
にしても、パラブーツといいウェストンといい、”フランス製の靴”ってイメージからすると実用一辺倒の無骨なデザインだなぁ。
もっと「ゲージュツはバクハツだ！！」的な派手な靴を想像していたんだけど。
ベルルッティはそんな感じだけどね。
とりあえず、↑の中ではパラブーツかな。
ただ、まだまだ考える余地はありそう。
賞与も来月の話しだし・・・ってか、ホントに出るのかねぇ・・・。
結局、賞与次第ってトコか・・・・・・。
まぁ、あせらずじっくり吟味してみるよ。
