ひとりコンサバ再生工場


MEN'S CLUB読者ならご存知、綿谷寛氏のコンサバイラストエッセイコーナー。
オレがメンクラを読み始めた時から「コンサバ110番」「コンサバ再生工場」「コンサバうるるん探訪記」と名前を変えて続いているコーナーで、オレも毎回楽しみに読んでいるんだけど、そのメンクラ2007年3月号の「うるるん」で、
「昔ながらの太シルエットの服を、コインランドリーの洗濯機と乾燥機を使って縮ませて”モダナイズ”しよう」
というムチャクチャな企画をやっていた。
綿谷氏手持ちのカシミアセーターツイードジャケット、バーブァーのフィールドコート等をガンガン洗濯機にブチ込んで”モダナイズ”作業してたんだけど、オレが「コレは!」と思ったのはカシミアセーター。
何でも、綿谷氏のカシミアセーターは着丈から身幅から袖から全てが縮んで、ものの見事に”モダナイズ”されたとか。
コイツは使えるかも!



で、今回の犠牲者はコレ。



元旦御殿場アウトレットの初売りで買ったメンズビギのセーター。
買ったはいいけど、微妙にサイズが大きくて、まるっきり着ないまま箪笥の肥しになってしまっていた。
フツー、この手のウール製品は洗濯機にかけると縮んでしまうからご法度なんだけど、あえて「縮ます」ならばコレは非常に有効な手段じゃないか?
カシミアじゃなけど、コレを縮ませてしまおう!
どうせこのままでも着ないままだし、思い切ってね。



・・・と思い立った切欠は、つい先日ウチの近くで、偶然コインランドリーを発見したから。
今までは「あ〜、試してみたいけどウチの近くにはコインランドリーないんだよなぁ・・・」って諦めてたんだけど、こうして見つけたのも何かの縁、早速試してみようと思い立ったワケ。



で、まずそのコインランドリーの洗濯機にセーターを放り込み、300円入れて洗濯開始。
その際、綿谷氏に習って洗濯ネットも柔軟剤も一切使わず無造作にブチ込む。
洗濯機を回すこと30分。
今までウール製品を洗濯機にかけたことなんて皆無だったから、洗濯終わったあとジットリと濡れたセーターを見たときには流石に不安になってしまった。


続いて乾燥機に放り込み、100円を投入して10分乾燥。
10分後、仕上がりを見ようと手にとってみたら、まだジットリ湿っていたんで、100円投入してもう10分追加。
そして再び10分後。
仕上がったばかりでホカホカのセーターを手に取り、不安を覚えつつ恐る恐る着てみると・・・


・・・・・・


・・・・・・


・・・・・・


・・・お!コレはいいんじゃない?


今までわきの下にブラーンと余っていた部分が、腕に沿うようにビッタリと引き締まっていた。
ガボガボだった身幅も、キチンと体に沿うように縮んでいる。
袖丈も若干ながら縮み、肘の部分のたるみが相当解消されている。
一方、若干ながら色が褪せたような感じになってるような、なってないような・・・。
でも、サイズが合わなくてガボガボよりは、多少色褪せしてる方がまだ許せるってもんだ。
コイツは成功といっていいんじゃないか?



そんなわけで、セーター再生工場は成功だった。
皆さんも、箪笥の奥に仕舞っている大きめサイズのセーターがあったら、試してみても面白いんじゃないですかね?
但し、その際どうなろうと自己責任という事で・・・・・・。