旅スタイル


「オレのライフスタイル」って何なんだろう・・・。
ここんとこ、ずっとソレを考えていた。



普段のオレは会社員で、朝08:30には家を出て、夜の帰りは20:00ごろ。
ソレから運動したり、ブログを書いたり、ネットサーフィンしたり、楽天を物色したりして過ごし、00:00頃には就寝。
休日は新宿、渋谷、原宿等に出て、服屋を物色し、街行く人を見たりして過ごす。
そして、数ヶ月に一度はさらに遠出し、気ままな一人旅に興じる・・・。



そうだ、旅だ。



オタク趣味以外の趣味で、オレが「コレが趣味です」と堂々と言えるのは、旅行を置いて他には無い。
とすると、今のオレの「趣味=ライフスタイル」は「旅行」と言えるんじゃないだろうか。
その辺が、ひょっとしたら突破口かも知れない。





そんな訳で、昨日は桐生まで遠出して、桐生八木節まつりを観てきた。
で、その時のオレの格好が↓



トップスはブラウンのフレッドペリーのポロシャツで、上品且つ機能的(吸湿性、吸汗性等)に。
ズボンは色のトーンを合わせるために濃い目のリーバイス501を。
少し太めのシルエットで動きやすい上、多少の汚れも全く気にならないジーンズは、こういう時にうってつけだ。
靴は、歩きやすさと見た目を重視してニューバランスのM1700。
クッションの効いた履き心地のおかげで、1日歩き回っても驚くほど疲れが少ない。
背中に背負うのは、ザ・ノースフェイスのHOT SHOT。
リュックというとどうしてもオタク臭くなりがちだけど、コレはベージュとブラウンとオレンジの色使いが良くて、タウンユースにも十分使えるデザインだ。
この色合いとデザインなら、あまり物を詰め込まない限りはソコまで「オタク臭」を漂わせることは無いだろう。
頭には、日射病予防のための帽子を。
コレは吉祥寺の丸井で1050円で手に入れたコットン製のハンチングキャップ。
デザインと機能性を考えると、こういう感じになるだろう。


  




コレがオレなりの旅スタイルだ。



秋にはコレにバラクータのG9等が加わる。
帽子も、ウール製のハンチングキャップが欲しいなぁ。
冬にはエディーバウアーのダウンコート
ウールニット帽が1着あると便利かも。
肌寒い時にはノースフェイスのダウンベストやシェラデザインのマンパが欲しい所。
ニットはカウチンセーターやアランセーター等の、ザックリした厚手のウールニット。
靴も、もっとヘビーに使える物があってもいいかも。


      




オレの場合、山登りとか川下りとか、そんなヘビーな事は一切やらない。
街中を歩き回って珍しい建物を見て歩くのが主な楽しみ方だから、極限の機能性よりは「多少機能性があった方がいいかな」位の方が使いやすい。
その意味では、本格アウトドアファッションよりはまだ「見た目」を気に「出来る」分恵まれているかも知れない。
ソレに、多分オレにはジャケットやスラックスといった繊細な服よりは、こういったラフなアウトドア風味のヘビーデューティー服の方が似合いそうな感じはする。
シャツも、ブロード生地のドレスシャツではなく、オックスフォード生地のボタンダウンシャツや厚手のフランネルシャツが合うだろう。
ちょうど2ndで提唱されている位のスタイルが、今のオレにはピッタリなのかも知れない。



ただこの手のアウトドアファッションって、ヘタ打つと本当の「オタクファッション」になってしまいそうで怖いんだよね。
どう見たって山登りともハイキングとも無縁そうな人間がトレッキングシューズにマンパ、リュックを背負っている姿をアキバやコミケで掃いて捨てるほど見かけてきただけに余計に。
ソレに、仮にオレにはそういった格好が似合うとしても、実際にはヘビーなアウトドア趣味を持たないオレみたいな人間がヘビーデューティー服を着てもいいんだろうかという、罪悪感にも似た感情もあり。
アウトドア服を身に着けたオレを、例えばアウトドア好きな誰かが見て「お、お仲間ですか」何て思ったとして、「いえ、自分は山には全然登らないです」なんて答えちゃったら、ソレは相手に対する「裏切り行為」なんじゃないかとも考えてしまう。
ソレは、ココに書かれているような「偽装表示問題」と同じで。
そうなると、また「どんな格好をしていいか分からない」というマイナススパイラルに陥ってしまうんだけど・・・。



とりあえず、ある程度の方向性は決まった感じはする。
目的は、1日乃至は数日の観光旅行に行く事。
そのためには
「動きやすさ、扱いやすさ、機能性を考慮する」
「ある程度はラフに扱える物であること(アウトドア服等)」
「その上で、街中で”浮かない”デザインであること」
「どっかの店に入ったときに、店員にイヤな顔をされない位には上品な物」・・・
コレがオレの「趣味」である”観光旅行”から導き出された条件だ。
そしてソレこそが、今のオレの「ライフスタイル=趣味」に根ざしたファッションなのかも知れない。