着こなし王決定戦!?


昨日、TV付けたら偶然「ロンドンハーツ」の「男の着こなしグランプリ」をやってて、ついそのまま観てしまった。
4人の芸人(陣内智則品川庄司品川祐アンタッチャブル山崎弘也おぎやはぎ小木博明)+石田純一が、それぞれ「情熱大陸に出演する時の日常服」「アウトドア好きの彼女とバーベキューデート」「カルティエのレセプションパーティー」「朝のワイキキを一人で散歩」というお題に合わせて私服からコーディネートを選び、それをRIKACO神田うの飯島愛が評価する、っていうものだったんだけど、コレがなかなかどうして面白かった。
総じて女性陣の突っ込みは容赦ない物だったんだけど、でもイイ所に目を付けてキチンと評価していたのはサスガだったし、勉強にもなった。



で、ちょっと感じたんだけど・・・。



アンタッチャブル山崎は(まぁ多分にネタを交えているんだろうけど)とてもじゃないけどその体型に合わないような、ちょっとLEON入ってる「ちょい不良(ワル)オヤジ」系の格好ばっかりで、ハッキリ言って似合ってなかった。
その点は、神田うのに矢鱈と「体型が悪い」等とこっ酷く突っ込まれていた通り。
確かにあの体型に「ムチぴたジャケット」「セクシー花柄シャツ」「セレブジーンズ」等は酷く不釣合いで、「アウトドア好きの彼女とバーベキューデート」のお題の時に着ていた「モンクレールの黒ダウンコート+白ヘンリーT+ニット帽」なんて最悪だった。
あんだけ超お高くて雑誌にバリバリ載りまくってそれなりに「お洒落」なイメージを持ったモンクレールでさえおかしな着こなしに見えてしまうんだから、その酷さ加減は推して知るべし。
コレを見れば、いかにLEON的な着こなしが難易度が高く、万人向けとは言い難いかよく分る。
そんな雑誌を鵜呑みにしてヘンテコリンな「ちょい不良」モードオヤジを気取っているショボクレ中年オヤジ共の浅薄さをシニカルに皮肉ってる高度なギャグなんだろうか・・・等と思ってしまったよ。


もう一人、品川祐は、まぁアイテム選びは無難路線だったけど、ひたすら「NUMBER (N)INEナンバーナイン)」ばっかり着まくってるのはサスガにやり過ぎだし、その辺は女性陣に突っ込まれまくっていた。
本人曰く「NUMBER (N)INE依存症なんですよ〜」だそうな。まぁ、コレもネタなんだろうけど。
これまた、特定あるいは不特定のブランドに依存しないと精神的優位感を保てないような人々を痛烈に皮肉ってるようにしか思えないんだけど・・・。
多分、こんな調子の人間が増え始めたらNUMBER (N)INEは凋落の一途を辿りそうだよね。



しかし思うんだけど・・・・・・



オレの体型は、丁度山崎と品川の中間くらい。
山崎ほどプヨプヨじゃないけど、品川ほどでは無い。
その上、顔もお世辞にも良いとはいえない。
この2人見てると、果たしてオレなんかが洒落た格好していいんだろうか・・・って思ってしまう。
山崎が「体型が悪い」、品川が「顔が悪い」と突っ込まれてたその同じ突っ込みを、オレも受けてるんじゃないかと。
モチロン、さらにいい体になるために運動も続けてるんだけど、同時に限界を感じてもいる。
こんなんじゃどんだけイイ格好しても服に申し訳ないというか、下手に頑張りすぎてチンチクリンになっちゃうのがオチなんじゃないかなぁとも思ってしまう(実際、陣内はその「頑張りすぎ」が突っ込まれていた。逆に小木は頑張らなさ過ぎだったけど)。
個人的にオレは「MEN'S CLUB」的なトラッドカジュアル系が好みなんだけど、ソレとてオレに似合うかどうか全然分かんないし、自分じゃ合ってるつもりでも他人から見ればどうなのか全く予測がつかない。
周りの人々はみんな十分にオトナだから口には出さないだろうけど、腹の奥底じゃ「何コイツ?ピザデブのくせにジャケパン?キレイ目?似合わねぇ〜!」何て思っていないとも限らないし。
ソレは丁度、番組中で山崎に「体型が悪い」、品川に「顔が悪い」とコテンパンに言ってたあの女連中のように・・・。
そう考えると、ちょっと鬱になってみたり・・・・・・。



まぁ結局「自分の”好き”」と「”似合う”かどうか」のバランスを取る事が重要なんだよ・・・って結論に達してみたりするんだけどね。
オレも肝に命じないと・・・。




PS:ちなみに石田純一は相変わらず「ジャケット+ジーパン+素足にローファー」っていう、まさに「石田純一」的な格好だった。
でも、コレが悔しい事に良く似合っててカッコイイんだよねぇ。
あぁ・・・オレも石田純一並か、せめてその半分位でもイケメンだったらなぁ・・・・・・。


でも、そんな石田純一も「朝のワイキキを一人で散歩」のお題の時は「パーカー+ツータックチノショーツ」何て全然イケてない格好をしてて、女性陣からも「オッサン臭い」って突っ込まれてた。
「あぁ、石田純一も完璧じゃないんだなぁ」と、妙に嬉しくなってしまったり・・・・・・。