おねがいマイメロディ第34話「ヒーローになれたらイイナ3!」


前回は「ここ数回の中では間違いなくトップレベル」なんて書いたけど、何の事は無い。
今回は前回よりさらにパワーアップして、前回以上に見所満載だった。


彼氏の菊池クン(役者志望)とデートしてる奏。
だけど菊池はオーディションに稽古に大忙しでなかなか会えない。
その事にちょっとした不満をもつ奏だが、ソレでもそんな菊池を暖かく見守っていた。
だがある日、オーディションに落ちた菊池がイジケてしまったために奏の怒りが爆発。
何とか奏と仲直りしたいと思う菊池に、クロミの魔の手が迫り・・・・・・


前回が、次から次へと繰り出されるネタの数々で圧倒してきたのに対し、今回は大きなネタを中心に、その周辺に小ネタを散りばめて見せていくという方法だった。
その大きなネタというのが今回の最大の見せ所。
菊池に見せつけるように他の男友達と映画に行った奏に対し菊池がよりを戻そうとするのだが、奏の
「ちょっとの失敗でもくじけないデッカイ人間が好き」
という感じの言葉を鵜呑みにして菊池が巨大化!
その暴走菊池を止めるためにマイメロが繰り出したのは、何と映画の中の登場人物であるバカ殿「ハルノスケ」と動く巨大な城だった。
その巨大な城が次から次へと繰り出す寿司ミサイル攻撃と、ソレを全て喰い尽そうとする巨大菊池の一大バトル!
あまりのアホらしさに開いた口が塞がらない。
そして、大トロとイクラ軍艦巻きの波状攻撃を食らい尽くした菊池に放たれた最後の一撃。
「領収書:120000円」
コレで菊池は轟沈!
奏からビンタを食らって絶交され意気消沈な菊池だったが、スグに立ち直り、もう一度奏とやり直そうとするとするのだった・・・。


巨大菊池vs巨大な城という大ネタを彩る周辺の小ネタも素晴らしい。
映画のタイトルが『ハルノスケの動くバカ御殿:スシの復讐』(『ハウルの動く城』と『スターウォーズシスの復讐』のパクリ。ホントにイイのか、サンリオ!?)だったり、実はその映画は第31話で歌と柊サマがデートで観に行った映画の続編だったり、マイメロママンが相変わらず冷めた恋愛感を吐露したり、大トロ寿司ミサイルが板野サーカスばりに飛びまくったり、巨大寿司ミサイルが飛び交う中でバクがその寿司を食おうとしたり、その寿司を横取りしたクロミ様がワサビにやられてしまったりと、小ネタの仕込みは相変わらず素晴らしい。
時間の経過をグラタンの減り具合で表したり、歌が電話するときに指に電話コードをクルクル巻く仕草をアップで捉えたり、奏と菊地のセリフを映画の一場面とダブらせたり、その返す刀でクロミとバクのセリフも被せたりと、トリッキーな演出も冴え渡っていた。


今回一番笑ったのは、クロミ様と任務をほっぽって映画で大爆笑していたバクをクロミ様がボコボコにするシーン。
バク「あ、愛されたいゾナ・・・・・・」
クロミ「これがあたいの愛し方だよッッ!!(ムギュ)」(バクを踏んづける)

最高!大爆笑!!



そして、来週はバクメインの回。
しかもサブタイが「幸せが見つかったらイイナ!」って!!!!
バクの姿とサブタイのあまりのシンクロっぷりに大爆笑!
スゲー楽しみ〜!!