おねがいマイメロディ第35話「幸せが見つかったらイイナ!」


冒頭、屋台でバクがウーロン茶で飲んだくれてる。
そのバクが語る今日1日の出来事とは・・・


バクは毎日朝4時に起きる。
そのまま新聞配達のバイトをして、そのお金は毎月の生活費として柊家に支払っている。
そしてクロミ様を起こし、朝の掃除。
一通り朝の仕事を終えたら、幼稚園で子供達と触れ合い、老婆の手を引いて横断歩道を渡らせてあげたり、縁側でご隠居の囲碁の相手をしてあげたりと、地域の人々との一時の触れ合いを楽しむ。
そして、午後からはいよいよ黒音符探し。
今日のターゲットは奏のクラスを担当する教育実習生のメガネっ娘
気の弱さゆえに生徒達から舐められてる彼女の夢の扉を開き・・・



とにかく、前半のバクの1日が秀逸!
新聞配達では朝一番に店に来て店主に感心されるし、夢野家にも新聞を配ってマイメロと一時歓談したり、給料貰って生活費を払おうとするもクロミ様の使った携帯代までも払わされたり(セバスチャンが心配して「月々1050円のパケット定額制にした方がよろしいのでは」とアドバイスする所も秀逸)、クロミ様に散々ぶん殴られても部屋に飾ってるチャラポワちゃん(シャラポワのパクリ)のポスターを見て元気を取り戻したり、掃除の邪魔になるクロミ様の尻尾を遠慮なく踏みつけて気絶させたり、街で配られてるティッシュを掠め取ってティッシュ代を浮かせたりと、イイ人っぷりと苦労人っぷりを遺憾なく発揮。


それに比べると、音符絡みは弱い。
気の弱い教育実習生が仲間由紀恵もビックリのヤンクミっぷりを発揮したり、奏と菊地がさりげなく仲直りしてるっぽかったりと、小ネタは効いてるんだけど・・・
まぁ、今回はコチラは全然本筋じゃないからいいけど。
っていうか、スタッフもあんま重視して無いんだろうけどね。


で、いつものようにマイメロの繰り出す傀儡に敗れて敗走。
クロミ様にボコボコにされ、チャラポワのポスターもビリビリに破かれて、泣きながら家を飛び出して向かったのが冒頭の屋台だったというわけ。
屋台のオヤジに心配されるバクだったが、バクはクロミ様のイイ所をちゃんと知っていた。
マリーランド時代、落ち込んでいたバクを慰めてくれたのが、他ならぬクロミ様だったのだ。
初めて他人に親切にされたバクは、そのままクロミ様の舎弟となり、今に至るわけだ。


一通りグチってスッキリしたバクは家に帰る。
待っていたのはクロミ様の容赦ない攻撃。
そして、いつものように部屋に飾ってるポスターを見ると、ソコにはクロミ様のポスターが・・・。
「やっぱりクロミ様が最高ゾナー!」
大喜びするバクを見て、嬉しそうな笑顔のクロミ様だった・・・・・・


先週や先々週に比べてカオス度や電波度は低いけど、こういうちょっとした人情話もキチンと描いてくる所が凄い。
マイメロの懐の深さを感じるエピソードだった。





って、来週が何だコレ〜〜〜!!!??
あまりにもキョーレツな絵面と意味不明の予告。
しかもサブタイが「地球が救えたらイイナ!」だって!!
一体このスタッフは、どの地平を見据えてるんだろう・・・・・・