おねがいマイメロディ第33話「みんな来てくれたらイイナ!」


スゲー!ここ数回の中では間違いなくトップレベルだ。
次々繰り出されるカオスなネタの数々に大爆笑!
キャラ描写もしっかりしてる上に、今後の展開の含みを持たせる上手さもズバ抜けてる。



歌の誕生パーティをジャマするために、クロミは歌の友人・家族の関係者の夢の扉を開いて足止め作戦に出る。
歌のオヤジ(紀行ライター)は、オヤジの仕事の遅さっぷりに胃を痛めている編集者の夢の扉を開いてホテルに軟禁。
琴は、お友達の綾ちゃん(太マユゲにペコちゃんほっぺ。ちょっと萌え)とニワトリ飼育当番の最中、ニワトリを喰いたがる綾ちゃんの夢の扉を開いてネコに変え、ニワトリ小屋に監禁。
奏は、彼氏の菊池先輩の夢の扉を開いて大暴れさせて足止め。
真菜は、道場の老師(100歳)の夢の扉を開いて戦わせる。
美紀は・・・ポエム選考委員会の連中に捕まって夢の扉を開くまでもなく足止め。
そして、歌の家にやってきた小暮とフラット君は、この異常事態を察して、マイメロとともに悪夢魔法解除に奔走。
寂しさに泣き出す歌に、柊サマから電話が・・・・・・。



とにかく、このカオスっぷりが秀逸。
編集者さんは何故かカウボーイスタイルで投げ縄を使ってオヤジを緊縛するし、綾ちゃんは何故かニワトリの締め方に妙に詳しいし、ネタの豊富さがハンパじゃない!


中でも最高なのは、美紀を取り巻くポエム選考委員会。
アフロな選考委員長が美紀以上のデンパっぷりを発揮し、なかなか新人賞が決まらない。
そんな時、マリーランドからやってきた頼もしい助っ人は・・・なんとひつじさん!
そして、そのひつじさんが選考委員会に乱入、いつも通りの電波語を喋った途端、美紀とアフロ委員長が感銘を受けて新人賞に決定!
美紀「恐ろしい子・・・」って、「ガラスの仮面」かよ!!(マイメロ「ひつじさんがポエム得意で良かったわ」って。なんかソレも違うような・・・)
黒魔法なんか全く関係のないこのエピソードが一番カオスで電波だったのもスゴい。


さらにそのひつじさんは、真菜の道場でフラット君に魔法をかけるために大活躍。
ひつじさんの力(ひつじさんが1匹、ひつじさんが2匹・・・)で眠りに落ちたフラット君をマイメロが傀儡にして老師に反撃、見事これを打ち負かして魔法解除と、全く無駄の無いキャラ使いだ。



歌のために奔走した小暮と、そんな小暮に感謝する歌とのやりとりが微笑ましい。
そして、仲間に囲まれて楽しそうにしてる歌を見て寂しげにその場を去る柊サマも、空虚な孤独感を垣間見せて秀逸だった。
この三角関係も要注目!



そして、次回は「ヒーローになれたらイイナ!3」だって。
こんな所で今週の奏と菊池の描写が伏線になってるなんて・・・。
全くマイメロは底知れないぜ・・・・・・。